猫の爪切りのコツを伝授!暴れる猫や嫌がる猫もキレイな爪をキープしよう

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猫の爪切りのコツを伝授!暴れる猫や嫌がる猫もキレイな爪をキープしよう

猫を飼う上で爪切りは欠かせませんが、暴れたり嫌がったりする場合がありますね。なかなかスムーズに切れないという方のために、基本のやり方やコツを伝授します。試したことがない方法があれば、ぜひ取り入れてみてください。

猫の爪切りの必要性は?

猫の爪切りに苦戦していると、こんなふうに思ってしまうかもしれません。

「そもそも爪切りって必要?」
「野良猫は爪切りしてないよね?」

ご明察!
実は、猫に爪切りは必要ありません。猫は「爪とぎ」をする生き物なので、わざわざ切らなくても問題ないのです。

でもこれは、野良猫に限った話。
飼い猫として生きるのであれば、爪切りは必要です。

飼い猫に爪切りが必要な理由は、主に3つです。

  • 猫自身がケガするから
  • 同居猫や飼い主がケガするから
  • 家具や家電が傷つくから


つまり、猫や人、物が傷つくから爪切りしないといけないのですね。実際に、猫の爪による事故は頻繁に起こっています。絨毯に引っかかって根本から折れたり、長く伸びすぎて肉球に突き刺さったり、同居猫や飼い主さんが引っかかれて感染症を引き起こすこともあるんです。

ごんた
ごんた

野良猫は病院に連れていく人がいないだけで、実際には怪我をしていることもあるよ!

猫の爪切りのやり方

猫の爪切りのコツを伝授する前に、基本的なやり方をおさらいしましょう。暴れる猫も嫌がる猫も、この方法で切るのが基本です。爪切り初心者さんはもちろん、爪切り歴が長い方も今一度確認してみてくださいね。

  1. 猫を落ち着かせる
  2. 爪の根本を押して爪を出す
  3. 先端から少しずつカットする

まずは、猫を落ち着かせることから始めます。優しく声がけして、リラックスしたら膝に乗せましょう。一般的には、後ろ足から切った方が猫が緊張しにくいとされています。

体勢が整ったら、いよいよ爪を切る工程です。猫の爪は引っ込んでいるのですが、根本を押すとにゅっと出てきます。根本から延びるピンクの部分は神経なので、その手前までカットすれば完了です。

ごんた
ごんた

神経を切ってしまうと出血して、とっても痛いよ!

ちなみに人間用の爪切りよりも、猫用爪切りがおすすめです。人間用の爪切りは上下の刃がピタッと接触するような作りですね。猫用爪切りはハサミ型なので、刃同士がわずかにズレた状態でカットします。猫の爪は人間と比べて分厚いので、圧接の力が強い人間用爪切りだと割れる可能性があるのです。

猫の爪切りのコツ7選

ここからは、猫の爪切りを上手に行うコツを紹介します。トリマーや動物病院も実践している、暴れる猫や嫌がる猫におすすめの裏技です。ぜひ実践してみてください。

眠たい時間に行う

猫の爪切りは、眠たい時間や寝起きを狙うとスムーズです。というのも、寝起きは判断力や暴れる気力が低く、比較的ラクに切れるからです。人為的にリラックスさせるのが難しい場合は、猫が落ち着いている時間を狙いましょう。

バスタオルで包み込む

暴れる猫をバスタオルで包むと、スン…と静かになることがあります。爪を切る脚だけをタオルから出せば、攻撃されずに爪切りできるかもしれません。動物病院でもポピュラーな方法なので、愛猫に効くかどうかぜひ試してみてください。

洗濯ネットに入れる

動物病院へ行くときや、野良猫を保護するときに、洗濯ネットを使うことがありますね。実は暴れる猫の爪切り対策にも有効なんです。洗濯ネットから脚だけを出して、爪切りしてみましょう。

ごんた
ごんた

猫ちゃんは、狭いところで安心する習性があるんだって♪

猫用マスクを付ける

暴れる猫や爪切りを嫌がる猫は、猫用マスクを装着するのもおすすめです。猫用マスクとは、視界をさえぎって猫を落ち着かせるためのアイテム。爪切りの道具そのものに恐怖を感じる猫には、「見えなくする」手段も効果的です。

首の後ろをつかむ

猫は首根っこをつかまれることで、大人しくなるという説があります。子猫のときに母親にくわえられていた名残だそう。確かに母猫にくわえられた子猫は、とてもリラックスしているように見えます。

ただし猫の首根っこをつかむのは、賛否が別れる行為でもあります。長時間やると猫に負担がかかる可能性もあるので、様子を見ながら取り入れてくださいね。

数日かけて行う

暴れる猫に、1日で爪切りを済ませる必要はありません。噛む、極端に嫌がるなどの行為があれば、数日に分けて行いましょう。1日1本だけなら、お互いにストレスがかかりにくいのではないでしょうか。

なるべく2人で行う

可能であれば、猫の爪切りは2人で行うのがおすすめです。1人は猫を膝に乗せ、根本をおさえて爪を出す係。もう1人は爪切り係です。単純ですが猫の攻撃を食い止める手が増えるので、飼い主が怪我をするリスクも下がりますよ。

猫の爪切りの注意点

猫の爪切りには、いくつか注意点があります。正しく行わないとトラウマになってしまう恐れも!爪切り嫌いにさせないように、必ず守ってくださいね。

無理矢理切らない

猫の爪切りは、無理矢理しないように気を付けましょう。爪切りに大きなストレスを感じて、二度と切らせてくれなくなる可能性があります。どうしても難しい場合は、動物病院で切ってもらうのもひとつの手です。

ごんた
ごんた

動物病院では、1000円前後で爪切りをしてもらえるよ!

神経まで切らない

爪切りのときに神経まで切ってしまうと出血します。人間と同じように痛みもあるので、根本~中間ほどのピンクの部分は切らないように気をつけてください。万が一出血した場合は、ティッシュやガーゼで圧迫して止血しましょう。

猫の爪切りを習慣化するポイント

猫の爪切りは、飼い猫である限り生涯に渡って必要なケア。毛づくろいのように習慣化することで、猫も飼い主さんも負担が減ります。最後に、習慣化するにはどうしたらいいのか見ていきましょう。

素早く行う

猫に恐怖心や警戒心を感じさせる余地を与えなければ、徐々に爪切りに慣れてきます。リラックスしているときに、1本だけさっと切りましょう。「ん?」と思っている間に終わってしまうので、爪切りにそこまで苦手意識が芽生えません。

猫の爪は、全部合わせて18本あります。1日1本だけ、18日間に分けて切ってみましょう。暴れることなくすべての爪がキレイになるはずです。また毎日行うことで、爪切りへの抵抗が徐々に薄れてきます。

気合を入れ過ぎない

爪切りのときに「さあ、やるぞ!」と気合を入れすぎると、緊張感が猫に伝わってしまいます。猫だけでなく飼い主さんもリラックスして切れば、猫にとって爪切りが「イベント」ではなくなります。毎日のスキンシップの中で、さりげなく切るようにしてみましょう。

ごんた
ごんた

まずは飼い主さんがリラックスすることが大切なんだね!

まとめ

猫の爪切りで最も大切なポイントは、猫を落ち着かせることです。どんなにテクニックを駆使しても、猫が緊張していればスムーズに切れません。それどころか、猫や飼い主さんが怪我をするリスクもあります。

まずは声がけやバスタオルなど、愛猫がリラックスできる方法を見つけましょう。そのうえで、無理をさせないこともポイントです。暴れる猫も嫌がる猫も諦めず、キレイな爪をキープしましょう!

運営者
運営者のプロフィールです

ペットが大好きな1児の母です。
犬・猫などペットについての情報を発信しています。

・アニマルセラピー専門学校 卒業
・某動物病院 勤務
・愛玩動物飼養管理士 2級
・アニマルセラピー活動 経験あり

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